太田 裕之さん
名店の歴史に安住することなく。自分の握り、蛇之目の握りを追求
1931年創業の老舗寿司店。1960年からある大きな木製の看板は、柿木畠のシンボル的存在です。店主の太田さんは3代目で、ネタを生かすシャリに強いこだわりがあります。水は白山の伏流水を使い、米は地元米3種をブレンド、調味料の微妙な加減具合も「毎日違う緊張があり、面白い」と研究と改良を続けています。また、お客さんも老若男女、一人ひとりを見てシャリの大きさなど握りのバランスを変えているのだとか。「満足したことは一度もありません。自分の握り、『蛇之目』の握りを死ぬまで追求したいですね」。「美味しかったよ」の一言を励みに、今日も寿司を握り続けます。
取材 MEMO
Q:子どもの頃の夢は?
A:体育の先生
九谷焼の器が目を楽しませてくれる
おまかせ寿司にぎり3,800円(税込)は味噌汁付き
ケヤキの1 枚カウンター。漆塗りのつけ台も自慢
寿司
- 住所
- 金沢市片町1-1-12
- TEL
- 076-231-0093
- 営業
- 12:00~ 14:00、17:30 ~ 21:00 (日祝は12:00 ~ 14:30、17:30 ~ 20:30)
- 定休
- 水曜